グランドキャニオン国立公園 サウスリム
アリゾナ州

 

 

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サウスリムといえば

・・・by H

 グランドキャニオンのサウスリムといえば最初に谷を見たときの瞬間でしょう。 その瞬間がグランドキャニオンで一番感動すると言われています。 グランドキャニオンを訪れる観光客のほとんどがノースリムよりもサウスリムを先に見ているはず。 サウスリムはそこにあるだけで多くの人に大きな感動を与えて続けている。

 その感動をさらに大きくする為に、ブライトエンジェルロッジがいい演出をしてくれる。 何よりも先にブライトエンジェルロッジの正面入口から入り、薄暗いロビーを抜ける。 そうすると大きな谷が視界一面に飛び込んでくる。 グランドキャニオンに初めて来た人なら、そんなロッジの奥に谷があるなどと思ってもいないから感動が倍増されるというわけ。 US-180から北上してきた人ならそれまで谷を見る機会がないので効果は絶大。 お試しあれ。

 

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宿泊・食事・その他

 サウスリムには数軒のロッジとキャンプ場があり、グランドキャニオン国立公園最大のビレッジになっている。 公園内のロッジは相変わらずインターネットで「地上げ」されていて予約が入りづらい。 だが部屋数が多いので7月〜8月中旬以外の季節は予約がなくてもアタックしてみる価値はある。 公園の外にもモーテルが数軒。 それがダメでもフラッグスタッフまでは80マイルほどである。

 サウスリムにはレストランやカフェが点在している。 メニューもまあまあだが、全体としての収容力が足りないのか結構混んでいる。 ビレッジのスーパーマーケットは食料品が結構豊富にある。

 最近は大気汚染が深刻らしく、車でグランドキャニオンへ来てもウエストリム方面の観光はバスになる。 園内のガソリンスタンドは閉鎖され、グランドキャニオンの車への対応はどんどん厳しくなっていくものと思われる。 それでも車がないと絶対に不便。 反対のイーストリムへはバス便はないので車がないと行かれない。 国立公園好きとしては、良い妥協点が見つかることを祈っている。

 アリゾナ州の北側にある、日本で一番知名度のあるアメリカの国立公園。 谷の幅約30q、深さ1600m、そして500q以上にもおよぶ。 グランドキャニオンは谷の南北と谷底にビレッジがあり、それぞれサウスリム・ノースリム・ファントムランチと呼んでいる。

 サウスリムへのアクセスは比較的便利。 一番近い都市はアリゾナ州フェニックス。 車で220マイル、4時間ほど。 また、ラスベガスからは300マイル、約6時間。 ラスベガスへは日本から直行便もあり、ラスベガスのカジノやアトラクションと併せたコースづくりが可能になる。

 標高2000m以上だが夏は暑い。 冬には雪が降ることもあるが、サウスリムは1年中オープンしている。

 

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冒険野郎Tのおすすめ

 グランドキャニオン 谷下り

 グランドキャニオンのサウスリムですることといったらこれしかない。 金もかからず、体力勝負の冒険野郎にはもってこいのイベントだ。

 目指すはブライトエンジェルトレイルのプラトーポイント。 1日あれば十分往復できる距離にある。 インディアンガーデンではただ谷を下っただけだし、コロラド川では命が危ない。 その中間をとってプラトーポイントだ。

 行き方は別にこれといって方法はない。 ただ、歩いて下ればいい。 分岐点は1カ所しかないから道を間違えることもまずないだろう。 注意点は後ろからミュールツアーが来たら道を必ず譲ること、それと落石しやすいから石を落とさぬようにすること。 

 帰りが問題だ。 山登りなら帰りは下りだが、谷下りは帰りは登り。 行きはヨイヨイ帰りはツライだ。 だが登ることにもコツなどない。 自分の足で一歩一歩上がって行くしかない。 コツと言うほどではないが、全体を見据えて自分のペースで上がることだ。 人に合わせていると自分のペースが狂い疲労度が増す。

 簡単なようで結構難しい。 難しいというか、最後まで体力と気力を維持するのが大変だ。 途中で挫折しても誰も助けてくれない。 自分との戦いだ。 戦わずして敗れる前に次のことを必ず守るべし。

  1. 観光で下る場合は必ずブライトエンジェルトレイルを下ること。 他のトレイルはあまり整備されておらず専門的である。 水場がない他のトレイルはまず無理と考えるべし。

  2. そのブライトエンジェルトレイルの水場の水は雪解け水がメインらしく、冬場は枯れることもあるらしい。 冬から春にかけて下ろうと考えている人はその情報を確実に聞いておくこと。

  3. 水が1リットル以上入る容器を持ち歩き、水場では必ず満タンにしておく。 水以外にもスポーツドリンクなどが効果的である。

  4. 夏場の暑いときは食欲がなくなるので食べ物はほとんどいらないが、必ず何か食べ物を持って下りること。 軽くて高カロリーなビスケット類がいい。

  5. 果物は強烈な太陽で傷みが早いのでやめた方がいい。 食べたあとのゴミを持ち帰ることを考えるとお菓子の方が手っ取り早い。

  6. 暑さを避けたいなら、朝、日の出頃から下りて午前中のうちに戻ってくるか、暑いときに下って涼しくなってから上がるべし。

  7. しっかりした靴を履かないと爪が割れる。

  8. 一番注意が必要なのは夕立。 空が暗くなり、夕立に降られ、体がずぶ濡れになり、風が吹くと、一気に体温を奪われてしまう。 疲れと重なれば簡単に命を落としかねないので、体は濡らさないように気を付けること。 雨具と着替えを持って下りるのがベスト。 水場には屋根があるので、そこで通り雨が去るのを待つ手もある。

  9. トラブルに合っている人を見捨てては行けない。 谷の中では全員が助け合うことになっている。 トラブルで多いのは脱水症状と、脱塩症状と、体温の急激な減少の3つである。 英語が分からなくてもその場の状況から判断して必要なものを分けてあげること。 そしてすぐレンジャーに報告するべし。

  10. 無理は絶対に避けること。 最後の手段としてヘリコプターがインディアンガーデンに降りられることになっているが、乱気流が発生しやすく、いつでも出動できるわけではないらしい。 ヘリを一度飛ばすと$2000以上請求されるそうなのでバカなまねはやめるべし。

 見事、無事に帰ってきてもくたくたで何もできない。 谷下りの日は他の予定を入れない方がいい。

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トータルおすすめ度・・・★★★★☆

 

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